26 August 2015

イギリス旅の最終日は、M25の高速出口から10分ほどで、
ヒースロー空港へ近いので、ウィイズリー・ガーデンに行きます。
ガーデンを散策して、カフェでランチして、ナーセリーでタネを
買い、いざ空港へというのが、お決まりのスケジュールです。
最終日の今日は、ずっと晴れ予報だったのに、朝から雨で、
風も強く、嵐のガーデン散策というレアな体験をしました。
イギリスでは天気が変わりやすいですが、雨が降っても
シャワー(にわか雨)で、一日中雨が降り続くことはないという
のが定説でした。今旅では、長時間のしかもどしゃ降りの雨に遭遇。
温暖化の影響でしょうか・・・?
雨でコンテナや花壇の草花はべちゃっとしていて、全体的に例年より
イマイチな感じではありましたが、日本の夏のガーデンに比べたら、
充分キレイでした。
「不思議な国のアリス」生誕150年を記念したイベントをして
いましたが、屋根のある東屋で雨宿りしている、アリスや白ウサギを
見かけました。
カフェで長い時間を過ごしつつ、庭好きイギリス人をウォッチング、
この雨を呪うわけでも、ぱさぱさのパンと塩辛いスープに文句を言う
わけでもなく、みなさん庭好きなハッピー・オーラいっぱいで、
お喋りに花を咲かせていました。




25 August 2015

コトン・マナー・ガーデンは、コッツウォルズの北、
ノーザンプトンの近くにあります。いつもルートから
ちょっと外れるので、行きたい!と思いつつ、行けてない・・・
そう、アマゾンのウィッシュ・リストにあって、ずっと
買えてないお高い画集のような感じ・・・?
7月にイギリス旅行したガーデナーのはな子さんが、
今までで1番ステキな庭でした!と言っていたので、
ポンと背中を押された感じで、わざわざ行ってみました。
私が訪れたイングリッシュ・ガーデン(そんなに数多くは
ありませんが)ベスト3に、確実に入ります。
ブログで紹介するのは、カラフルなボーダー花壇です。
こんなに色とりどりで、たくさんの色に溢れているのに、
しっかりカラーコーディネートされていて、めっちゃレベル高い!
しかも、盛夏でこんなにキレイとは、スゴい!スゴすぎます!
もっとコトン・マナーの魅力覗きたい!という方は、
ギャラリー・イングランドのページへ飛んで下さい。
そして本物を見たい!という方は、英国まで飛ぶしかありません!



24 August 2015

スードリー・キャッスルは、コッツウォルズにある
お城です。やりたい放題のヘンリー8世の6番目のそして
最後のお妃キャサリーン・パーが眠っています。
強烈キャラのヘンリー王ですが、英国史上一番のインテリ
だったそうで、50過ぎて選んだ女性は、気だてのいい才女
でした。ようやく王妃の名にふさわしい人だったのかな。
ヘンリー死後、王妃の任務を退き、元恋人と4度目の結婚をし、
ここ田舎の城で、幸せに暮らしました・・・。
と締めたいのですが、そうはいかないのが英国王室の
ようで、お金や権力があれば幸せとは限らず、あれば
あるだけややこしいようです。
16世紀半ばまで王家の所有だったそうですが、17世紀に
廃墟となり、19世紀に修復され、生前4人の女王が楽しんだ
庭は、Queen's Gardenと名付けられ復元されています。
バラの季節はキレイでしょうね〜
歴史のロマンにひたりつつ、カフェで雨が止むのを待ちました。
しかし、すごい雨なのにイギリス人はカサをさしません!



23 August 2015

TautonからEveshamへ、通り道のGloucester近くで
NGSのサイトを検索して、本日オープンガーデン予定の個人の庭を
拝見させて頂きました。
NGS(The National Garden Scheme)とは、
現在3500以上の個人の庭園を取りまとめ、その入園料による
収益の全てを1000以上のチャリティへ寄付しています。
ガーデンを訪れる人は、美しい庭園でホームメイドのお菓子と
紅茶を楽しみながら、幸せな時を過ごします。
門からメインのガーデンへは、果樹園とメドウガーデンを
抜けて入ります。ゼロから庭作りをスタートして7年目、
広い芝生のスペースを見事なロングボーダーが囲います。
ボーダーの向こうにはキッチンガーデンがあります。
ボーダーの脇にはシェードガーデンもあり、小道を作り、
そこを歩けるようになっています。所々にセンス良く、
ベンチが置いてあります。自宅に近い、ガーデンテーブル
のあるスペースに、ハンギングやコンテナが飾られています。
コンパクト(といっても充分広い!)ながら、見応え充分!
8月にオープンガーデンする庭は少ないですが、あえて
この時期にオープンするのですから、ホントきれい!
ナショナルトラストの庭より、ずっとずっと手入れが
行き届いていて、どこを向けても絵になります。
入園料が安いのもポイント高い。
もちろん、奥様手作りのケーキを頂き、幸せなひと時を
過ごさせて頂きました。ありがとうございました!




22 August 2015

ヘスタークーム・ガーデンは、Fitzpaine町の丘の上に
あります。建築家エドウィン・ラッチェンス氏と園芸家
ガートルード・ジーキル女史の共作で、その中でも傑作!
と言われているガーデンです。ラッチェンスが、ガーデンの
ハードな骨格部分を、ジーキルが植栽や色彩を担当しました。
ジーキルが手がけたガーデンは200と言われていますが、
当時の面影を残す庭はほとんどないそうです。
ジーキルは当時主流だった風景式庭園に色を添えるべく、
身近な植物を使い、それぞれの形や質感だけでなく、
何より色にこだわり、花壇を設計しました。
画家だった彼女は、白いキャンバスに絵の具で色を重ねる
よう、花壇に植物を配置し、色づけしたのでしょう。
ジーキルはその土地に自生する植物を主に使ったようですが、
草花の組み合わせは、その庭のオーナーやガーデナーの好みは
もちろん、その時の流行や気候、それに加えて気分もあるだろし、
オリジナルの保存は難しいのでは?と思います。
1枚目はヴィクトリアン・テラスから見下ろすサンクンガーデン。
2枚目はテラスのフクシア、3枚目はテラス下のボーダー花壇です。
8月はカンナやグラジオラス入園料は大人10.50£とお高めですが、
アフタヌーンティ(18.95£)をすると、入園料が無料になるという
ので、豪華なお屋敷で優雅に午後茶を楽しみました。ふふふ。




22 August 2015

ティンティンハル・ガーデンは、オードリー・ヘップバーンが
愛した庭として有名です。著名なガーデナーのペネロピ・
ホブハウス女史が、ティンティンハルに引っ越し、そこで
出会った殿方と結婚したのが1983年、旦那さまが他界した
翌年93年にティンティンハルを去りました。
ホブハウスさんは、印象派の絵画を研究し、植物の色だけ
でなく、花の蕾みが開き枯れるプロセスを、季節や時間で変わる
光や影を考慮しつつ、デザインしたそうです。深い〜。
ガーデンは、そこに住む人と共にあり、庭と関わる人と共に
成長するもので、人が変われば必然的に庭も変わります。
ホブハウス女史さんが庭作りに関わっていた時のガーデンを
見たかったです。
写真はボーダー花壇と、プールガーデン。吉谷桂子さんが
2013年の西武ドームでティンティンハル・ガーデンの
プールガーデンを再現して、すっかり有名になりました。
3枚目は、今回1番感動した出口(入口?)付近の小さな花壇。




22 August 2015
Garden Retreat

イングランドの田舎にあるBBに、すんなり辿り着けた
コトは一度もありません。そして今回も迷いました。
この日もそして今までも、イングランドの人は
老若男女誰もがとても親切で、迷える旅人に手を差し
伸べてくれます。
さて、住所の最後は"Fitzpaine Green End"
Fitzpaine町の緑の小道のどん付きみたいな・・・
で、その小道ってどの道みたいな・・・
まさに、Lizさんに迎えに来てもらえなければ、
絶対に見つけられなかった!
林を抜けた行き止まりにあるお宅は、田園風景に
囲まれた、芝生のお庭があるステキなお家です。
私たちは、その離れにステイしました。
朝のガーデン散策で、バーガンディ色のペチュニアが、
ねぼけ眼に眩しい。ガーデニング好きのLizさんの
マイブーム・カラーだとか、隣には、同じ色のアジサイの
コンテナが飾ってありました。
写真は、家までの道とその脇のシェードガーデン。




21 August 2015
グエル公園・おまけ

ガウディ建築はどれも魅力的なのですが、
それでもベストを選ぶならグエル公園です。
1984年世界遺産に登録された以後も、入園料が無料でしたが、
2014年から有料(8ユーロ)になり、入場制限も行っています。
10年以上前に朝の散歩でここを訪れた時は、近隣の方が
犬の散歩で訪れてのんびり立ち話をしていました。
私の近所でもよく見かける朝の光景です。
住民のいこいの場グエル公園とは羨ましい!!!
バルセロナが生んだアーティスは、ガウディ以外にも、
パブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、サルバドール・ダリ
などがいます。いずれもエキセントリックでユニークな
天才たちです。カタルーニャの心地よいゆるい風土が
天才を育むのでしょうか? 次回のバルセロナでは
美術館巡りをしたいと思います。
最近日本でも見かけるようになった、バロセロナ発の
ファッションブランド"ディシグアル"は、とっても
バロセロナな感じです。Check it out!!
というわけで、グエル公園の写真モア、エントランスと
入り口付近のグリム童話的建物。



20 August 2015

カサミラの1番の楽しさは、これまた月並みですが
かくれんぼ遊びが盛り上がりそうな屋上でしょう。
デザイン性に富むおしゃれなグッズは、使い勝手が
悪いことが多く、使う側もそれで良し!としてしまう
のですが、ガウディの建築は、半端ない楽しさや美しさ
などの芸術性に加え、機能性と合理性を兼ね揃えています。
月面にも例えられる屋上にいる巨人たちは、それぞれ煙突や
換気塔の役割をしてます。ガウディはこう言っています。
「創造的であろうとして、意味のないものを付け加えては
いけない」なるほど。




20 August 2015

グエル公園は、ブルジョワ階級向けの庭園住宅に
なる予定でしたが、建設当初の60軒予定が3軒しか売れず、
←そのうちの2軒は、パトロンのグエルとガウディです。
後にガウディの弟子たちにより公園になりました。
私のお気に入りは、何といってもギリシャ神殿のような
86本の柱で支えられたギリシア劇場と呼ばれる広場の
そこにある110メートルの波うつベンチです。
ジョジョール作の破砕タイルのモザイク模様がスゴく
ステキです。海と波を想像させ、ブルー好きの私には
たまりません。
ガウディの作品は、オーガニック建築と呼ばれる
ゆえんは、自然界の生き物を建築に取り入れていて、
直線をあまり使いません。「自然と建築の調和」について
ゲーテの「自然論」からヒントを得たそうです。
「自然に直線は存在しない」
「自然に単色は存在しない」
自分たちの庭作りのコンセプトと通じます。
グエル公園は、ガウディが目指す自然との調和をする
建築のスタイルが、より分かりやすいと思います。




19 August 2015

10年以上前に初めて訪れた時は、礼拝堂の内部は
まだ出来上がっていなくて、ステンドグラスもなかった
と記憶しています。
塔へは徒歩で登り、エレベーターはなかった・・・
と記憶しています。
もっと荒削りでラフな印象でした。
ガウディいわく「神は完成をお急ぎではない。」
当時は後100年以上はかかるだろうとのコトでしたが、
近年ハイテクで工期がぐっと短くなり、2026年完成
予定です。完成の模型を見ると、受難のファサードと
誕生のファサードの中央に、栄光のファサード、
さらに高く巨大なイエス・キリストの塔が立ちます。
後11年で完成するとは信じ難いのですが、
次にバルセロナを旅する時には、サクラダ・ファミリアの
完成した姿を、是非とも拝みたいと思います。
どこを見ても歩いても、いちいち感激、感動してしまい
ますが、3回目にしてようやく足を踏み入れることができた
洗練された聖堂内部は、唖然!あんぐりと口をあけ、しばし
見とれてしまいました。教会の厳格さを和らげるために、
木の幹や葉などのモチーフの装飾が施され、
巨木が育つ森をイメージしてデザインされています。
ステンドグラスからの光は木漏れ日のように優しく、
荘厳かつ幻想的でうっとりです。その素晴らしさたるや
写真ではお伝えできません。




19 August 2015

バルセロナといえばアントニ・ガウディです。
バルセロナは数えれば3回目、初回も前回も
何となく通りすぎたけれど、今回は、ガウディを
じっくり堪能しようと思います。
まずはカサ・バトリョ。バトリョさんのお宅は、
バルセロナの目ぬき通り、グラシア・ストリートにあります。
ガウディのこだわりが随所に、そして細部に散りばめられて
います。そのこだわりの中でも、私が最も心惹かれたのは、
外観の斬新なインパクトとはひと味違うテイストの、内部の
吹き抜けです。地中海をイメージして、青いグラデーションの
タイルが全面にはられています。ブルー好きにはたまりません!
明るい上部はタイルは濃い青で、そして窓は小さく、
地上に向かうにつれ、タイルは薄い青色に、そして窓は大きく
なります。時間や天候により太陽の光が変化し、刻一刻と
表情が変わり、静寂な海中を漂うクラゲの気分でした。
外観を飾るカラフルなタイルやガラスは、地元の廃棄物業者から
譲り受けた、いわゆるガラクタをリユースしたものだそうです。




13 August 2015
アフリカン・マリーゴールド

社会園芸学科の学生が、授業で担当している
多摩センター駅前のパブリックガーデンです。
雑草ぼうぼうでネコジャラシ花壇になっていたのを
キャンパスガーデンのあきさまと除草しました。
写真は、作業後の様子。
放任でこんなに元気とは、恐るべし!は、
アフリカン・マリーゴールドです。
今や、夏の大好きな草花の一つです。



8 August 2015
ジニア・エレガンス

"Alison's Zinnia"という絵本が好きです。
著者はアニタ・ローベルさんで、
「がまくんとかえるくん」シリーズで有名な
アーノルド・ローベルさんの奥さまです。
最初は
"Alison acquired an Amaryllis for Beryl"
最後は
"Zena zeroed in on Zinnia for Alison"
で終わります。
AからZまで、26人の女の子が26の花をリレーします。
自分の好きな花を、好きな友だちへ贈る、
1ページずつほっこり暖かい気持ちになれる本です。




8 August 2015
福島キッズキャンプ

2日目のアクティビティの1つ目
「田んぼの生き物調べ」です。
おけらだって、あめんぼだって、
みんなみんな生きてました〜
この後は、「教育農場での野菜の収穫」と
「ソーラークッキング」のワークショップと
恵泉らしいプログラムへ続きます。



7 August 2015
好きな花

今日は福島キッズキャンプが行われています。
昨年の福島キャンプの様子は、こちらでチェックして下さい。
キャンプのアクティビティの一つ「この花なあに?」
では、子どもたちが、グループ毎に託されたミッションー
「丸い花を集めよう!」「 黄色い花を探そう!」ーなどを
受け、ガーデンを走り回ります。
写真は、とあるグループの子どもたちが集めた
"自分の好きな花"たち。
さて、私の好きな花を、花壇から選ぶなら、
今日1番光っていた"ニコチアナ"かな〜。



6 August 2015
代々木ビレッジ

代々木ビレッジの前を通りがかり、
あまりの暑さに、カフェで一休みしました。
庭はプラントハンターの西畠清順さんが
プロデュースしました。個性的で独創的な
トロピカルなグリーンで、コーディネート
されています。 代々木ビレッジでは、
「都会に暮らしながら自然を大切にした
ライフスタイル」を提案しています。
西畠さんの「植物を愛するすべての人と、
植物に興味ないすべての人へ」のエッセイを
ゲットして帰りました。