England

England — Augusut 2015

2015年夏旅は、恵泉女学園大学花壇管理チーム2人で、イングランドを駆け足で巡りました。旅のメインはバカンスですが、ガーデン視察も大きな旅の目的で、ナショナルトラストの庭や個人邸など、限られた日数で、厳選してそれぞれ違うスタイルの庭を訪れました。
そして、今夏一番のガーデンは、"Coton Manor Garden"です。

17世紀のマナーハウスのテラスや壁も、ロマンチックなガーデンの一部になっています。ウォール・ガーデンは、やや風化したレンガに、つる植物のクレマチスがしっくり馴染みます。テラス・ガーデンは、ゼラニウムを植えたコンテナが、センス良く並んでいます。

傾斜地にある20エーカーの広大な敷地には、カラースキームにこだわりが感じられるボーダーがいくつもあります。背景は、イチイの生け垣だったり、牧歌的な風景だったり、シチュエーションも様々ですが、背景も含めガーデンがデザインされています。
ボーダーは、一つの色を基調に濃淡でコーディネートされたピンクボーダーや、イエローボーダーなど、その中で特に印象的なのは、レッドボーダーでした。
赤い花に赤葉をメインに組み合わせ、シックに仕上げるのではなく、それらをベースにクリーム系の花を合わせて、爽やかなサマーボーダーになっています。主張する赤い花は、他の草花との組み合わせが難しくつい敬遠していないがちですが、このコンビネーションは、是非ともマネしたい!
来年の多摩キャンパスのサマーボーダーを乞うご期待下さい!

大きな池のウォーターガーデンもあり、まさにピクチャレス! スケッチをしている方が多くいらっしゃいました。
その他、シェードガーデンやウッドランドガーデン、キッチンガーデンもあります。
シェードガーデンはクリスマスローズが郡植されています。早春の風景もさぞキレイでしょう。
バラのアーチはバラがちらりと咲いていただけでしたが、バラの季節はそれは見事でしょう。
カラフルなガーデンから抜けて、ひっそりとしたウッドランドの散策も、至福の時でした。早春にはブルーベルで、青い絨毯になるそうです。

この規模のガーデンを、限られた人数のガーデナーで管理されているようで、そしてどこもきちんと手入れがされています。感心、感服であります。
作業中のガーデナーにその秘訣を尋ねたところ、「ヘッドガーデナーの"切り戻しテク"よ。」と一言であっさり答えてくれました。経験とセンス、まさに職人業、簡単にマネできるものではありませんね。
花が咲いていなくても、手入れが行き届いているガーデンはなんて気持ちがいいでしょう!

お庭を一周したらカフェでひと休み、そしてもう一巡したらまた違う発見があるでしょう。ゆっくり何度も味わいたい名園です。

20 photos by moG and Aki Kimiduka

England — Augusut 2011

2011年夏、久しぶりのイングランドです。イギリスの夏ったら、とってもすご〜く気持ちがいいんです!ここに居るだけで幸せ〜!という気分にさせてくれます。 東京からロンドンの飛行時間は12時間半、ヒースロー空港でレンタカーを拾い、ハイウェイM4を2時間ほど走り、EXIT17でA350へ、ヒースローから2時間ほど走ると、のどかでゆったりとしたコッツウォルズ(羊の丘という意)の田園風景が広がります。
A350を南下、チッペナム(Chippenham)にある"Ridley Cheer"というBBGL(Bed and Breakfast for Garden Lovers)に3泊ステイしました。BBGLは庭好きにはたまりません。だってこんなステキな庭を、24時間独り占め状態。ガーデンは朝と夕方では違う表情を見せてくれるし、散歩する度に新たな発見と感動に出会えます。

Ridley Cheerのガーデンは、B&Bのオーナーであり、ランドスケーパーであるAntony Young氏がデザインし、管理をしています。Antonyさんが庭を案内して下さいました。
  1970年代初めに庭作りをスタート、今では4,000本以上の樹木が植えられ、毎年新しい木を増やしつつ今日に至ります。2エーカーの広さのガーデンにはボーダー花壇やポタジェ、メドーガーデンなどがあります。カエデ、モクレン、ブナ、ヒイラギ、ジンチョウゲなど130種の異なる植物、またバラも数多くの品種が植えられています。庭園の中に自然風景を取り入れつつ、自然な風景に溶け込む庭、淡い色でまとめられたボーダー花壇、シェードガーデン、ウッドランドガーデン、野草ガーデン、ポタジェなど、このお庭はイギリス庭園の魅力がたっぷり詰まっています。"Sophisticated"(教養のある、洗練された、ハイセンスなの意)という言葉がぴったりなガーデンでした。

15 photos by moG

England — June 2001

2000年末に5年間働いたガーデンショップを辞めて、長年の夢だったバラの季節に英国を訪ねました。主にイングランドを、BBGL(Bed and Breakfast for Garden Lovers)にステイし、レンタカーで旅をしました。旅立つ3日前に、何とか運転免許をゲット、車デビューは、ヒースロー空港からイングランド西部へ向かうハイウェイM4でした。

私たちのこの旅の、Best of BBGLを紹介します。
ミルゲートハウスは、ノース・ヨークシャーのリッチモンドという街のセンターにあり、ごく普通の道路に面した、ごくごく普通の一軒家です。18世紀のジュージアン様式の歴史ある建物の扉を開けると、たちまちラブリーな空間へワープします。 決して大きなお庭ではありませんが、細部にオーナー(オースティンさんとティムさん)のセンスとこだわりを感じます。
ガーデンのシンボルツリー、ロサ・ヘレナがきれいに見えるとっておきのゲストルームに泊まりました。バスオイルはイブニング・プリムローズ、ベッドリネンはダマスク・ローズの香りでした。オジさま方の心憎い演出にすっかり酔いしれた、2泊3日のステイでした。

10 photos by moG